バンブーハットキッズ

気になる行動をどうやって解決するか、ヒントを探します

こんにちは(^^)/深谷駅前教室です。

 

今回のテーマも、前回と同じ「循環論」です。

 

何か改善したい行動があるときに、どうしたらよいのか。
少しでもヒントに繋げられるように、このテーマを選びました。

さて、前回のブログをちょっとだけ復習☆

甘えん坊な性格?怒りっぽい性格?

どうして遅刻してしまったのか

マイペースな性格だから

どうしてマイペースな性格だと思ったのか

いつも遅刻するから

 

こんな感じで・・・
ただ言葉を言い換えているだけの状態が「循環論」でしたね(^^ゞ

 

☆ここがポイント☆

 

まずは、「見方を変える」練習からはじめます。

なぜ、よく遅刻をしてしまうのか?



「マイペースな性格」では循環論に陥ってしまうのでNGでした。

 

まずは、遅刻した後の状況から考えてみます。

例えば、遅刻をしても、待ち合わせ相手に会える
→大抵の場合は、遅刻しても、どうにか相手に会えますよね。

 

これでは、遅刻をしても、デメリットがなさそうですね。

実際のところ・・・今回のケースでは、
遅刻した後の対応を変えるのは、難しいかなと思います。

 

 

そこで!!

その前に何が起こっているか焦点を当てて考えていきます(+_+)

 

例えば・・・

①朝、起きられなかった
→ そもそも寝る時間が遅かったのではないか?

②いつもより準備をするのに時間がかかってしまった
→ 準備にかかる時間を把握できていないのではないか?

③間に合うと思ってたけど、意外と移動に時間がかかってしまった
→移動時間を細かく調べていないのではないか?
(例えば、電車に乗ってる時間だけを計算してしまっている等)

内容を具体的に考えていくと、どこを改善したらよいかが見えてきます✨

これ!!実際に、やってみました!!本人には内緒にしていますが・・・(゚д゚)!

 

事前にそれとなく情報を探ってみて・・・
① 朝は起きられている〇
② 準備も大体の時間が決まっている〇
③ 移動する時間が分かっている△

 

あ!!と、聞き取りをして発見!!
家を出る予定時刻がすでに遅刻レベル(笑)

そこで、本人が不審に思わないように、それとなく・・・
外出時刻を前もって伝えてみることに👀

すると・・・

なんと、見事に待ち合わせ場所に到着してくれました✨

その後も、外出時刻を伝えた日は、遅刻せずに到着してくれています。

 

ただし、伝え忘れてしまった日は、相変わらずの遅刻です。

自分で時間を計算するスキルも教えていかないとですね(*’ω’*)

 

今回は、全くの番外編になってしまいました💦すみません(>_<)
でも、行動の前や後がどうなっているか考えることは、療育には必須です。

 

次回は、お子さんの支援バージョンでお伝えしていきます。