バンブーハットキッズ

性格は変わらない?行動を改善します

こんにちは(^^)/深谷駅前教室です。

今回のテーマは、「循環論」です。

 

気になる行動をどうやって解決するか、ヒントを探します

前々回から続く三部作の最終回です(‘◇’)ゞ
一番最初のブログに挙げた「甘えん坊なお子さん」を例にお話ししていきます(*^^*)

ちなみに、循環論ではこんな感じです。

 

どうして甘えん坊な性格だと思ったのでしょう?


だって、すぐ泣くから。
一人でいるのを嫌がるから。などなど・・・


では、どうしてすぐに泣いてしまうのでしょう。


甘えん坊な性格だから??

一見すると、理にかなっているかのような説明も・・・
でも、実は言葉を言い換えているだけで、循環論の罠にハマってしまっている状態です。

 

ここがポイント!
性格を変えることは至難の業💦
私たちがアプローチするのは、「行動」です✨

甘えん坊、怒りっぽい、人懐っこいなどなど、
人の性格を言葉で表すことは簡単ですが、そうなると改善するのは本人の努力次第ですよね・・・

 

もちろん、性格や個性って、一人ひとり違うものを持っています🎁

 

でも、困っていることや改善したいことがあるとき
性格のせいすると改善策が見えなくなってしまうので、行動レベルで考える必要があります。

私たちは、「どの行動がその性格に見えるのか?」を考えて、周りの環境を変えながらアプローチしていきます。

 

例えば・・・
「うちの子は、甘えん坊で困っているんです」と相談があったとき。

 

こんな感じで質問します
「どんなときに、甘えん坊だと思いますか?」

すると・・・
「ママが、少しでもいなくなると泣き叫ぶ」
「すぐに、手伝ってと言うことが多い」
「抱っこと要求することが多い」など教えてくださいます。

 

ここに、性格につながる行動が隠されています(゚д゚)!

 

「泣く」行動やすぐに「手伝ってと言う」行動のレパートリーが、甘えん坊な性格に関係していることが分かります。

私たちは、その中から改善した方がよいと思う行動、実際に保護者の方が困っている行動を聞き取りしながら、アプローチします。

例えば、こんな感じです。
・「泣く」のではなく、正しく言葉で伝える練習。
・すぐに「手伝ってと言う」のではなく、自分で出来た経験を積み重ねていく環境づくりや、「やり方を教えてと言う」行動を増やす。などなど

 

結果として、甘えん坊な性格を変える訳ではなく、より望ましい行動で甘える方法を身につけていきます。

将来、お子さんが生きやすくなる行動のレパートリーを増やしてあげることを、私たちの支援では大切にしています。